2010年12月26日は新大阪にあるKOKO PLAZAで開催されたシンガー・ソングライターの相曽晴日さんのワークショップへ参加してきました。
まず最初は自己紹介・・・たかが自己紹介されど自己紹介。
これも大切なワークのひとつとしての位置づけでした。
言葉にできようかできまいが、参加のきっかけや今の自分の心の在りようや状況を把握すること、他の参加者のお話から何かしらの影響を受けていることを感じたりすること。。。
このことが、このワークの根底に流れるテーマでもありました。
次に倍音発声・・・7つのチャクラひとつひとつに響かすイメージをしながらの発声。
図を作成してみましたので、試してやってみてください。
いい声が出て響くから良い、出なくて響かないから悪いというのではなく、その時々の体調などによってイメージしやすいところやしにくいところなど違ってくるそうです。
それは響きに直結してくるわけですが、続けることでさらに自分の状態を知ること、観察することに意義があるとのこと。
じっくりとありのままの自分の声を愛でてあげることをして下さいとのことでした。
また、一人で発表すると恥ずかしい思いが先に立ち、緊張したり、たとえ声が出なくても、みんなでやると大きな声が出せたり、補い合ったりして響きが変わってきたり、自分の内側にも外側にも変化を見つける、感じることが出来てなかなか面白いものでした。
次に、「あ」の声に喜怒哀楽を乗せる・・・。
二人組になり、“怒り”“悲しみ”“喜び”“大好き”って気持ちを「あ」に乗せて表現していったのですが、うたのワークショップの内容と言うより、むしろ演劇的なエチュードに近いものでした。
日常の何気ない言動・・・その時の感覚を思い出すことにつながり、やはり自己を見つめるという行為となり・・・何があったのでしょうか、泣いている方もいらっしゃいました。
このメソッドで、声には想像以上に心が表現されていて、言葉の意味よりも声色で人は人の感情を敏感に感じ取っていることも改めてわかりました。
また、乗せる感情によって、部屋の雰囲気までもが変わってくるということも味わいました。
ワークの最後は『アベマリア』を参加者全員で歌いました。
自分の声を聴いてあげて、今の自分を知る、見つめる、他者を観察することで見えてくること・・・・・・また、他者とともに響き合う声を楽しむワークショップ・・・・・・
上手い下手は全く関係が無く、それぞれの状況に応じて何を感じて、どう捉えるのか自由!
知らない人達の中で少々緊張もありましたが、晴日さんの優しい声で穏やかに進められる心地よさも感じながら、これらは舞心塾にかなり通じるところがあり、すんなりと入ってけました。
そして、プログラムのおしまいは晴日さんのミニコンサート。
なんと、グランドピアノの弾き語りで二曲、歌ってくださいました。
本当に素敵、天使のような歌声で惚れ惚れしました。
と言うことで、有意義で贅沢なワークショップを体験してきました。
晴日さん、参加者の皆さん、どうも有難うございました。
記念に晴日さんとのツーショット。