2011年9月27日は、孤高のジャズピアニスト・板倉克行氏とのライブでした。
http://www.ruby.co.jp/blog/2011/09/02/38-2011927kats-itakura-with-khorey-.html

京都ブルーノートは、東京・大阪のブルーノートとはかなり赴きが違う小さなスペースですが、東西のトップジャズミュージシャンたちが連日クリエイティブな演奏をしています。
ここはピアノの音が素晴らしいです。

京都ブルーノートピアノ写真 京都ブルーノートピアノ写真


板倉氏は、フリージャズピアニスト、として紹介されることが多いようですが、いわゆるフリージャズスタイル、というのとは一線を画していて、一音一音の音の響きとフレーズがとても美しく、それを自由にどこまでも展開していくところに、真骨頂があると思います。
本当に美しい音楽をされました。
一応、DUO曲の打合せをするのですが・・・自由すぎる板倉氏とは打合せは単なる儀式かも・・・直感だけを信じることに徹する・・・方向ですね。
美しい音楽を求めることだけが共通認識かな。
板倉氏の音楽と人柄に触れるだけで、生きてることの幸せを味わえるようでした。
当日来られ、ほぼ席を埋めていただいた皆様、1名だけの男性の他は全員が女性で、フリーインプロ系には慣れてない方々が大半だったはずですが「美しい音楽」ダイレクトに受け入れて楽しんでいただけた感性の素直さと豊かさには、こちらがリスペクトするばかりでした。
運んでいただいた皆様、ありがとうございました。

京都ブルーノート

(文:出口煌玲)